長く愛される店舗外観デザインはこう作る。ストーリーをデザインする力|デザイン・施工事例
|今回は、長い歴史を持つ学習塾の店舗外観リニューアルをお手伝いしました。
お話をくださったのは、あたたかく素敵な女性の塾長さん。リクエストは、「地域のランドマークみたいな、子どもたちがワクワクする場所にしたい」というもの。
勉強する場所でありながら、町の中で品よく目立って、やさしい雰囲気も大切にしたい。そんな想いに寄り添いながら、デザインをカタチにしていくプロジェクトがスタートしました。
天然木のぬくもりを生かして、歴史を感じるデザインに
まず取り入れたのは、天然木ならではのあたたかみ。
何層にも色を重ねてから削り出す「エイジング塗装」、時間とともに味わいが深まる仕上がりに。新品ピカピカではなく、長い時間そこに寄り添ってきたかのような、親しみのある雰囲気を目指してます。
建物自体も、長い時間を経たものでした。
だけどそれをマイナスに捉えるのではなく、歴史や積み重ねをこの場所の大切な財産として、デザインに活かしていきました。
ロゴとカラーに込めた、あたたかな想い
ロゴも今回、新たにデザイン。ブランドカラーは、太陽みたいに明るく元気なオレンジ色。
これは、生徒さんたちが思い浮かべる塾長さんのイメージなんですって。実際にお会いしてみると、本当に周りを明るく照らしてくれるような方で、自然とこの色がぴったりだなぁと感じました。
デザインは「センス」だけじゃない。背景から組み立てるもの
デザインというと、どうしても「センス」や「おしゃれさ」が目につきがちだけど、本当に大切なのは、そこに流れるストーリーとか、積み重ねてきた背景をデザインの芯にしていくこと。今回も、塾長さんの想いや建物の歴史、子どもたちの未来へのワクワク感を、ひとつひとつ拾い上げながら、デザインを組み立てていきました。
想いをかたちに。メッセージを込めたデザイン
看板デザイン相談所では、デザインのどこかに、オーナーさんの「想い」を小さなメッセージとして取り込んでいます。店舗や空間のデザインは、ただ形を整えるものではなく、想いを目に見えるカタチにするものだからです。(←ここ大事)
今回、塾長さんからいただいた大切なメッセージは、、
「Be the change(自らが変化を起こす存在であれ)」。
この言葉を、デザインの中に忍ばせます。
塾に通う子どもたちが、自分自身の力を信じ、一歩ずつ未来に向かって進んでいけるように。そんな願いも一緒に、この場所に込めて。
町に、ワクワクする新しい風を
完成した塾は、まるでカフェやケーキ屋さんのようなかわいらしさ。町を歩く人たちも、生徒たちも、きっとここを見つけると、ちょっと心が弾む。そんな、地域にあたたかい風を運ぶような、素敵な場所になりました
・・・・・・PHOTO
■before
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■after
業務|外観プロデュース・ブランディング・デザイン・外装・看板(企画~施工)
業種|学習塾
エリア|埼玉県
参考予算|160万円
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