外観づくりのポイント(カフェの看板編)
東京久我山駅から歩いてすぐのところにカフェがオープン。看板デザイン相談所が外観プロデュースを担当。
もともとは内装デザインを担当した会社が看板をつくるはずでしたが、何度やりとりをしても、しっくりくるデザインがでてこなかったとのこと。そこで、うちにお声がかかりました。
こういうケースすごく多いですね。初めからご連絡いただけると話がスムーズなんですが。。
外観(看板)づくりのポイントは、「ブランドゾーン」と「広告ゾーン」をわける。
「たくさんのお客さんに来てほしい。」そういうところからデザインをつくってしまうと、目立つばっかりで品の無いデザインになっちゃいます。目立つのと、お客さんが入るのとは全く関係ないんですよね。
外観デザインのポイントはまず、ブランドゾーンと広告ゾーンをわけて考えます。
「ブランドゾーン」とは店名等を知らせるゾーン。「広告ゾーン」はどんなお店かを伝える看板をさします。
こちらのカフェの場合は、「カフェとお食事」というフレーズがあったので、それをここで使っています。
(といってもうちで勝手に使ってる言葉なので、普通の看板屋さんにブランドゾーンをこうこうしてなんて言っても、なんのこっちゃとなりますので気をつけて。笑)
看板に一工夫。
「木枠」
今、看板で一番使われているのが「アルミ複合版」といわれる安くて軽いパネル。しかもこれ、丈夫です。でも、普通に使うとつまらないので一工夫するのがポイント。木をふんだんに使った店内の内装に合わせて、パネルのまわりを、あじのある天然木で囲い、額縁にしています。大きく印象が変わります。
「花」
こちらも一工夫。黒板ボードを倒れ無くするためのつっかえを鉢にしています。ブロックや傘たてをよく見かけますがこちらの方がきれいです。それぞれのお花の高さを調節するのがきれいに見えるポイント。
寄せ植えも買えば高いので、花も土も自分たちでセレクトして、自分たちで植え込みます。これも一つの看板デザインです。頼まれたわけではないので、ある意味、余計なおせっかいかとも思いますが・・・花を植える看板屋は中々いないと思いますよ。笑
「フラッグ」(バナー)
メッシュタイプのフラッグをセレクト。一般的な「ターポリン」などよりも、風を通し強度があります。見た目もなかなかです。
「チラシ入れBOX」
店舗の外にスタンド看板が出せなかったので、電飾の看板にアクリルボックスを取り付けてチラシを入れられるようにしました。
Caféのチラシデザインも担当。
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