特集記事「魅力的なお店づくり」のために、とっても重要なデザインのこと。
~これからお店をオープン、リニューアルされる方に~
こんにちは!看板デザイン相談所・㈱JINディレクターの斉藤高広です。こちらの記事ではこれからお店をオープンされる方、リニューアルされる方を対象に、お店づくりで大切な「デザイン」について、簡単にわかりやすくまとめてみました。きっとお役に立ちます。
|お店はトータルでデザインする。【トータルデザイン1】
人の目に触れるものすべてに、そのお店らしさを感じる。それが『トータルデザイン』。いわゆるブランディングですね。
例えば「スタバ」珈琲の味もサービスもロゴも。カップも外観も内装もWEBも、どこから見てもスタバっぽい。この「ぽい」(そのお店らしさ)をつくっていくのがトータルデザイン。
面白いのは、どんな世界観をつくるのも自由なんですよね。ハイブランドのような超高級店になってもいいし、とにかくおしゃれにしてもいい。デザインだけでどんな存在にもなれるんです。
|デザインって、実はイメージのこと。【トータルデザイン2】
外食をするならばやっぱりおいしいものを食べたい。もちろんサービスもイイほうがいい。だけど、初めてのお店に行くときに試食できるわけじゃないので、お客さんは実際に「おいしい」お店ではなく、「おいしそう」なお店を選びます。それは学習塾でも接骨院でも同じですね。
「ここなら成績が伸びそう」とか
「ここなら私の不調を治してくれそう」とか
それってすべてイメージ。
そのイメージをつくることが、デザインの本当の「役割」で「目的」でもあります。
だからこそ、お店の外観だったり、ホームページだったり一番最初に人の目に触れるものをしっかりとつくり上げる必要があります。
だって、せっかくおいしいものをつくっていても、せっかく素晴らしい教え方をしていても、せっかくいい治療をしていていてもイメージがよくなければお客さんは来店してくれません。
一生懸命お仕事をしても、ちゃんと伝わらなければすべてが無になってしまう。
それって、めちゃくちゃもったいないですよね。いい仕事をしている人こそ、いいデザインを取り入れてほしい。最初にお金がかかってもその分必ず回収できますから。
|お店を出すとき、なんのデザインからつくればいいの?【ロゴデザイン】
ズバリ「ロゴ」です。筆で達筆な文字でつくったロゴであれば、人は何の説明することなく高級なイメージを持ちます。
かわいいイラストタッチのものであれば楽しげなイメージを持ちます。看板をつくるのでも、印刷物をつくるのでもロゴがすべてのイメージの原点。これってかなり大事なこと。
お店のデザインの仕事をしていて難しいケースが2つ。友達のデザイナーにつくってもらいました的なものだったり、コンペサイトで合ったこともしゃべったこともない人につくってもらったロゴを持ち込まれること。
その作ってくれた方は本当にあなたのお店の魅力やサービスの特長を理解してそのロゴをつくっているのでしょうか?デザインは今っぽくてお洒落。なのに何も伝わらない。そういったロゴで看板や印刷物、ホームページなどデザインをつくっていくと、途中でなんだか違和感が出てきます。あらら、なんか違う・・・って。
「ロゴはすべてのイメージの原点です」。お店らしさをしっかりとカタチにして、そのあとのトータルデザインでも使いやすいものをつくるのが理想ですね。
ロゴデザイン制作事例
最近つくったロゴ。それぞれにオーナーさんの想いが込められています。
ロゴデザイン|薬局|和モダン系
ロゴデザイン|看板店|レトロ系
ネーミング含む
ロゴデザイン|フィットネス|シャープ系
ロゴデザイン|介護|カワイイ系
ロゴデザイン|認可保育園|カワイイ系
ネーミング含む
ロゴデザイン|ジュエリーショップ|おしゃれ系
ネーミング含む
|店名をデザインする。【ネーミング】
聞いただけで(見ただけで)想いや特徴や世界観が一瞬で伝わる店名があると宣伝活動が楽になるし、お客さんの記憶にも残りやすい。この効果って本当にスゴイです。以前にこんなネーミングをしました。
「モッタイナイ倉庫」
リフォーム屋さんの社長が、ショールームの展示品だった水回り製品が、まだまだ使えるのに廃棄されてしまっていることに「もったいない!」と常に感じていたそうです。
それらを自ら買い取りリユース販売するお店を出店。そこで名付けたのが、この「モッタイナイ倉庫」。
このお店はもともと〇〇株式会社〇〇ショールーム(支店)でもよかったんです。でも、この名前を付けたことで想いや活動内容が伝わりやすくなり、多くの人の共感をよびました。更にメディアの取材も。ネーミングの効果って本当に大きいですね。ロゴもしっかりとつくり記憶に残る存在感のあるお店になりました。
|看板リニューアルで人気店に。【看板デザイン】
先日の案件。鎌倉の和食店で看板をリニューアルしたところ、翌日からお客さんの数が倍増しました。
「看板を変えただけでこんなに変わるなんて!」オーナーさんもビックリ。観光地ですから、街には観光客がたくさんいてその方々がランチをどこにしようかしらってきょろきょろと探しているんです。
せっかくの旅行でおいしいものを食べたい。少しぐらい高くたって失敗したくない。ここでしか食べれないものを頂きたい。お客さんたちはそんな心理。
やったことは大げさなことじゃないんです。目立つところに、これでもかと魅力的なメニュー写真を設置する。これだけ。
それまではキャッチコピーとロゴの看板が出ていましたが、それだと感覚的に「入ろう!」と決断が出来ず通り過ぎてしまいます。おいしいものを探している人に、おいしそうなものを見せてあげる。人が求めているものを差し出せば当然相手は喜んで反応してくれるます。デザインって「コミュニケーション」の一つですから。
|「内装にお金がかかり、看板の予算がなくなりました」の間違い。【外観デザイン】
新しいお客さんを獲得するコスト(労力)は、既存のお客さんを満足させたりリピートさせるよりも、10倍以上かかるといわれています。「内装にお金がかかり、看板の予算がなくなりました。」というケースが多いのですが、商店(スモールショップ)の場合、内装よりも看板(外観)のほうが断然大事。
だって、道行く人にとって内装って見えないじゃないですか。気になるお店、入ってみたいと思うお店って外観をみて感じるものですよね。内装の役割は、「既存のお客さんを満足させたりリピートさせるためのもの」なので、開店予算が限られているときは、内装はほどほどで外観デザイン重視がおススメ。
(正直、僕らも商売なので内装にたっぷりの予算をかけていただきたい気持ちもあるのですが・・・笑)
|看板デザインの種類には2つあります。【看板デザイン】
ひとつは「グラフィックデザイン」。もうひとつは「素材のセレクト」です。それぞれ説明しますね。
看板でいうグラフィックデザインとは、主に下のようなインクジェットシートにデザインするもののことを言います。シートに出力しますから写真でも文字でもなんでもプリントできます。これが一般的な看板(看板デザイン)ですね。
では、「素材のセレクト」とは何かというと、
木だったりアイアンだったり素材感のあるようなものをコーディネートしていくこと。デザインといっても作業としてはロゴを入れるだけだったりするけどファッション的な感覚でどうコーディネートするかがポイント。
デザイナーというよりもインテリアコーディネーター的なスキルです。
|例:アイアンのサイン
|例:木製のサイン
一言で看板といってもこの二種類がありまして、外観全体を演出するときって、これら2種をうまくコーディネートしていくのがポイント。
でも、どちらも確かに看板なのですが、昔ながらの看板屋さんにこのような木製の看板やアイアンの看板を頼んでも「それは看板屋の仕事じゃねえぜ」となることが多いです。
|ホームページをつくる理由。【ホームページ1】
看板デザイン相談所は、営業や売り込みは一切しないで、ほぼ100%ホームページ(ネット)からのお客様で成り立っています。前にお伝えした通り、新しいお客さんを獲得するコスト(労力)は、既存のお客さんを満足させたりリピートさせるよりも10倍以上かかりますから、黙っていても新規のお客さんがきてくれるのは経営的にかなり理想のカタチだし、とってもありがたいですね。
|数ある同業者の中から、あなたの店を選んでくれる。【ホームページ2】
ホームページづくりで一番大切なのは、相手が求めている情報を伝えてあげること。塾であれば成績を上げたい人に向けた情報だったり、施術をするお店であれば相手の不調をどう改善できるかのお話だったり。美容室であれば、どうしたら自分に似合うヘアスタイルが出来るかだったり。業種によってその内容は様々だと思いますが、「自分の大切な人に情報を伝えてあげる気持ち」で、相手に役に立つ情報を伝え続ける。具体的にはブログ記事を更新し続けることがポイント。
こうすることで、数ある同業者の中から、遠くからでもあなたのお店を選んで訪問してくれるようになります。初めてお店に来てくれるお客さんが、すでにあなたのファンになっているってハッピーな関係だと思いませんか。特に専門的な技術を持つ業種は、魅力的なホームページをつくることで劇的に集客できます。オープン2カ月くらい前からコツコツと記事をつくっていく事が理想です。
~ホームページ向きのジャンル~
施術のお店 塾などスクール リフォームなど住宅サービス フィットネス等健康産業 こだわりのあるお店
事例
|鍼灸院|スポーツジム|保育園|キックボクシングジム
|デザイン費をそれほどかけなくても、素敵なデザインがつくれる。【写真】
その方法は「写真」です。
プロのカメラマンが撮った写真があると、看板でも印刷物でもWebでも仕上がりが全く違うものになります。食べ物であればよりおいしそうになるし、お店の内装だってそこそこのデザインでもより綺麗に、広くも見えたりもする。
人の写真もそう。実際よりもちょっとイイ人に見えますから(笑)。写真が色々なデザインを素敵にしてくれるんです。そのコストは5万円程度~。開店準備のなかで必ず押さえておきたい一つです。
撮影:川名マッキー
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以上。特集記事『「魅力的なお店づくり」のために、とっても重要なデザインのこと。』をお届け致しました。
僕たちのコンセプトは「地域で一番魅力的なお店をつくる」。それって見ためのデザインだけではなく、サービスだったり、あり方だったりトータルでの魅力を示しています。そういうお店がたくさんできたらいいなって思っています。これからお店をオープンされる方、リニューアルされる方はぜひご連絡ください。僕たちが総合的なサポート致します。
看板デザイン相談所ができる、デザイン(クリエイティブ)対応業務
ブランディング・ロゴデザイン・内装デザイン・外観デザイン・ホームページデザイン・ライティング・ネーミング・各施工
本気の方は、ぜひご相談ください。必ずお役に立てます。
看板デザイン相談所
株式会社JIN