
高島屋デパ地下に、苺農家がつくる小さないちご屋さんがOPENしました。
横浜高島屋の地下食品フロア。
誰もが知る有名ブランドがずらりと並ぶ“デパ地下”の一角に、新しいお店が誕生しました。
今回、看板デザイン相談所が店舗デザイン全体を担当させていただいたのは、苺農家が運営するいちご屋さん「三ツ間農園」の高島屋店です。
オーナーは、元中日ドラゴンズの投手として活躍されていた三ツ間卓也さん。

プロ野球選手として第一線で戦ってきた三ツ間さんが、けがをきっかけに選んだ第二の人生。それが「苺農家になる」という道でした。
ゼロから苺づくりを学び、資金調達を行い、農地を探し、農園を立ち上げる。簡単に語れることではありません。
そして現在では農園は二号店もオープン。並大抵の努力では辿り着けないストーリーがあります。


今回の高島屋店は、地下の小さなスペースから始まりました。
もともとは期間限定の出店でしたが、反響も大きく、常設店舗として正式にオープンすることになったそうです。
一号店、二号店の看板を担当させていただいていたご縁もあり、今回の店舗デザインもお任せいただきました。
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デパ地下は、多くの有名ブランドがひしめき合う世界です。その中で必要なのは、派手さではなく、埋もれずにきらりと光る存在感。
さらに今回のお店は、少し奥まった場所にあり、目立ちにくいという課題もありました。
そこでサイン、カラーリング、ディスプレイ、造形アイテムまで含めて、店舗全体をトータルで設計。人が思わず足を止めたくなるような設計を細部まで考えました。
中でも象徴となるのが、店頭のかわいい苺の造形物です。
右から来る人、左から来る人。通路の流れによって見え方は変わります。
レジ横で商品を待っている時間に読んでもらうSTORYポスター、苺のディスプレイになぜか埋め込まれていて気になるサインボールの仕掛け、三ツ間さんのファンの方が一緒に写真を撮るときの立ち位置まで、あらゆるお客様との接点を想定しグラフィックデザイン、写真、言葉(ライティング)など様々なクリエイティブをつかっています。







苺の造形物も、何度も試作品をつくりながら大きさやバランスを調整。
小さなお店だからこそ、細部の積み重ねが空気感をつくります。
今回、ポスター用にご支給いただいた農園の写真が、少しだけイメージと違う気がしていまして。
せっかくならもっと良いものにしたくて、車を走らせて農園まで撮影に行くことに。
するとたまたま三ツ間さんがいらして、「会社のみなさんでどうぞ」と苺を持たせてくださいました。そのお心遣いがとても嬉しかったです。

ぼくはひとつだけ味わって、あとは大切な人たちへおすそ分けしました。
するとみんな口をそろえて、「こんなに美味しい苺、初めて食べた!」と絶賛。

ああ、本当に丁寧につくられている苺なんだなと感じました。
苺づくりはまったくお手伝いする技術がありませんが、その魅力を伝えるデザインやクリエイティブの分野で、これからも少しでも力になれたら嬉しい。
現場からは以上です♪
斉藤高広
業種|苺農園(小売店)
業務|店舗企画デザイン・看板デザイン・撮影・文章作成・製作施工
エリア|横浜市西区
参考予算|150万円