良い看板屋さんに出会う方法・2話
『デザインする看板屋のシステムも知っておこう』
前回、看板屋さんの種類と、デザインまで対応してくれる看板屋さんの見分け方について紹介しました。今回は、そんなデザインまで対応してくれる看板屋さんとのつき合い方についてご紹介します!
「つき合い方なんて、予算とデザインを見て、こっちの希望を伝えればいいでしょ?」そんな声が聞こえてきそうですが、実はそれだけでは不十分なんです。
実際、当社には、「デザインのできると謳っている看板屋さんに何件か依頼したんだけど、まったく思った通りにいかなかった・・・・」というお客様が何人もいらっしゃいます。なぜ、思い通りにいか無かったのか、その状況をご紹介しますね。
デザインをする看板屋さんとデザインをしない看板屋さんの違い
まずデザインまでする看板屋さんと、デザインにはノータッチの看板屋さんの違いは何でしょうか。簡単に言えば、社内にデザイナーがいるか、いないかです。これは職業としてのデザイナーというだけでなく、デザインのわかる人材、デザイナーにディレクション(総合的なプロデュース)できる人材という意味も含みます。
もちろん社内にデザイナーがいなければ、デザイン会社に外注をすれば良いのですが、自分たちの守備範囲以外のことに手を出すのを嫌う職人さんって、意外と多いんですよね。そこには、もちろん面倒くさいと言う理由もあるでしょう。それ以上に、デザインがわからないので、社外のデザイナーに依頼しても、それが良いか悪いかの判断がつけられないため、お客さんに自信を持って提案できないという理由も少なくないのです。
社内デザイナーのいる看板屋さんの落とし穴
では、社内にデザイナー、もしくはデザインのわかる人材がいれば、それで、いいものになるのか。それも正解ではありません。なぜなら、プロのデザイナーであっても、必ずしもあなたの理想といえる看板デザインをしてくれるとは限らないからです。
例えば、有名なラーメン屋さんを想像してください。確かに、どこの店もおいしいラーメンを出します。
でも、その全てが自分の好みの味ではないですよね。ラーメン職人にも味の個性や好みがありますし、食べる側にも味の好みがあります。おいしいとは思うけど、人気があるのはわかるけど、自分は好きではないという味があるものです。それが仮に有名でないラーメン屋さんだったら、なおさらですね。店主はプロのラーメン職人でしょうが、研究や努力の足りない人もいますから。
それはデザインでも同様です。プロのデザイナーが提案したものですから、最低限のクオリティはクリアしていると思います。ですが、それが自分のイメージした物に仕上がっているのか、自分の好みの看板デザインになっているのかというと、これが難しいのです。もちろん気に入らないデザインが出てきたら、修正を依頼すればよいこと。ですが、社内にいる同じデザイナーが修正をするのですから、あまり大きな変化は期待できないでしょう。
もちろん中には、幅広いデザインパターンを持っているデザイナーもいますが。そのため看板デザイン制作の打合せの際には、デザインが気に入らなかった場合はどうなるのか、そして外部にもデザイン協力スタッフはどのくらいいるのか、さらには自分がこだわりたいデザインテイストを得意とするデザイナーはいるのかなど、突っ込んだ質問をしてみるのも、大切だと思います。
看板デザイン相談所のスタイル
私ども看板デザイン相談所のスタイルは少し特殊です。
社内にはデザイナーを持たず、全国のフリーのデザイナー達と連携しています。可愛いデザイン、お洒落なデザイン、和のデザイン等など、そのテイストによってキャスティング(人選)するという変わったカタチ。この方法により様々なタイプのデザインを提供できています。
多少コストが上がっても、看板は長く使っていくものですし、自分の店の顔です。時には妥協も大切ですが、思いきりこだわって、デザインをしていくことも大切かもしれません。あわせて、自分で誇れる看板であれば、それに負けないビジネスをしようというモチベーションもかき立ててくれます。
そのためにも、あなたに最適な看板デザインを提案できる看板屋さんと巡り会っていただきたいと思います。
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良い看板屋さんに出会う方法 1話
『まずは看板屋の種類を知っておこう!』
看板デザイン相談所情報
住所 神奈川県横浜市神奈川区三ッ沢上町5-19
サービス 看板企画 看板デザイン 看板制作 施工 デザイン
対応地域 神奈川 東京 千葉 埼玉