
「看板を変えたい。」
そう聞くと、多くの人は“見た目を新しくしたい”という話だと思うかもしれません。ですが今回のKAMISHO様の事例は、単なる外観リニューアルではありませんでした。
そこにあったのは、「これから、どんな会社として見られたいか」を考えていく時間だったように思います。
ロゴ変更をきっかけに始まった、会社の“見せ方”の見直し
最初のご相談は、お電話でした。
もともとは氷見市に会社があったそうですが、約5年前、認知強化も含めて現在の射水市へ移転。場所は国道8号線沿い。交通量も多く、とても目に入りやすい立地です。
今回、ロゴ変更のタイミングで、「今の会社に合った看板へ変えていきたい」という想いから、看板業者を探されていたそうです。実際、弊社以外にも何社かお問い合わせされていたとのことでした。
“ただ付け替える”だけでは終わらなかった話
今回、実は一番悩んだのは、新しい看板のデザインそのものではありませんでした。以前付いていた看板を撤去したあとに残る、ビス穴や跡をどう見せるか。ここが大きな課題でした。
国道側については、板金自体をやり直す方向をご提案。一方で正面側は、既存を活かしながら進める予定でしたが、やはり以前の看板跡が気になるという話になりました。
そこで、主流の看板素材(アルミ複合板)にシルバーシートを貼ったものを使い、自然に既存跡を隠しながらサインを成立させる方法をご提案。実際にサンプルも作りながら、社長さんへプレゼンを行い、ご納得いただいた上で採用していただきました。
【BEFORE】

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【AFTER】

「外にはMission、中にはVision、社内にはValue」
今回のご提案の中で、印象的だったのが正面サインの考え方です。南面にはロゴと社名が入るので、「正面には、会社として大事にしている言葉を入れてみませんか」そんな提案をさせてもらいました。
ちょうどエントランスもやり直したい、というお話が出ていたこともあり、
「外にはMission、中にはVision、社内にはValue、みたいにつながっていくと素敵ですよね」
そんな話をしながら、全体の方向性を一緒に整理していきました。看板って、会社名を出すだけじゃなく、その会社らしさが自然と出る場所なのかもしれません。


「採用にもつながる看板にしたい」
社長さんから特に強くあったのが、「採用にも効果的なものにしたい」というご相談。
今は、求職者も会社を選ぶ時代。ホームページやSNSだけではなく、会社の外観や雰囲気から、「どんな会社なんだろう」という空気感を感じ取っています。
だからこそ今回も、ただ派手に、おしゃれに目立たせるのではなく、“KAMISHO様らしさ”が伝わることを大切にしながら、デザインを進めていきました。
光り方まで変えることで、見え方も変わる
今回は、
・正面には薄型の樹脂発光文字
・側面には背面発光文字
・南面には正面発光サイン
を採用。それぞれ光り方を変えることで、見る角度や時間帯によって、違った印象が生まれる構成になっています。同じ会社でも、見え方に少し表情が出るだけで、建物全体の印象は大きく変わります。


最後まで悩んだ、エントランスの素材選び
実は最後まで悩んだのが、エントランス部分のシート(ダイノックシート)でした。社長さんのこだわりも強く、
・コンクリート風
・レザー風
どちらにするか、何度も合成イメージを作りながら確認。打ち合わせを重ねて、最終的に納得のいく形に決まりました。完成したエントランスは、無機質すぎず、でも上質感のある、KAMISHO様らしい雰囲気になったと思います。
【BEFORE】

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【AFTER】

看板は、“会社の空気”をつくっていくもの
看板は、ただの目印ではありません。どんな会社なのか。どんな人たちが働いているのか。どんな未来を目指しているのか。
そんな空気が、少しずつ外観にも表れていくものなのかもしれません。今回のKAMISHO様の事例は、まさにそんなプロジェクトでした。


看板デザイン相談所 富山BASE