【店舗外観デザインの考え方5】今の看板・外観に満足していない。
「開業当時、本当はこうしたかった」
「なんとなく流れで決めてしまった」
そんな声をよく聞きます。
実際にお話を伺うと、内装に予算をかけた結果、外観は後回しになり、とりあえず店名がわかるサインだけを設置した、というケースも少なくありません。また、開業当初はそもそも看板や外観の重要性をそこまで意識していなかった、という方も多い印象です。
そして数年が経ち、お店の方向性やビジネスの形が少しずつ変わってきたことで、今の外観に違和感を感じ始める。気づけば、デザイン自体も少しずつ時代に合わなくなってきている。
そんな流れの中で、「やっぱりなんか違う」「もっとこうしたかった」という想いが、少しずつ積み重なっていきます。でもこれは、決して特別なことではありません。むしろ、お店を続けているからこそ出てくる、自然な感覚だったりします。
大切なのは、その違和感をどう扱うか。
外観は、あとからでも変えられます。むしろ、実際にお店を運営してみたからこそ見えてくることも多いです。どんなお客さんが来ているのか。どんなお店にしていきたいのか。そういったリアルな感覚をもとに、改めて外観を見直していくことで、より自分たちらしい形に近づけることができます。
実際に外観をリニューアルすると、客層の変化や反響、集客、売上の面でも大きな変化を感じるケースは少なくありません。そしてもうひとつ、これは現場で強く感じていることなんですが、外観を見直すタイミングって、単なるデザインの変更ではなく、ビジネス全体を見直すタイミングでもあることが多いです。
ホームページ、ロゴ、店舗外観、SNS。人の目に触れる場所、いわゆる“タッチポイント”は、実は全部つながっています。
だからこそ、どこか一つだけではなく、全体としてどう見えるかを考えることが大事だったりします。それぞれをバラバラに考えてしまうと、どうしても“ちぐはぐ”な印象になってしまう。外観だけを切り離して考えるのではなく、お店全体の見せ方として一緒に整えていく。一度つくったから終わりではなく、今の自分たちに合う形にアップデートしていく。
そのプロセスもまた、お店づくりの一部なんだと思います。
この外観でいいのかな。そんな違和感を抱えたまま時間が過ぎていくと、本来出会えたはずのお客様を逃してしまう、いわゆる機会損失も少しずつ大きくなっていきます。
「こうしたい」がまだ言葉になっていなくても大丈夫です。そんなところから一緒に考えていきましょう。